学食漫遊記

20年前に大学生だった男が、学生時代を懐かしむと共に各大学の学食を食べ歩くブログ。

学食巡り 312食目 東京都立大学 日野キャンパス

首都大学東京時代から、ずっと行こう行こうと思っていながらも中々行かれずじまいだった東京都立大学 日野キャンパス。コロナ禍も落ち着き始めたのでようやく足を運んでみたぞ。

JR中央線豊田駅から徒歩で20分、日野キャンパスに到着した。因みにJR八高線北八王子駅からでもアクセス可能だ。

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日野キャンパスは現在、システムデザイン学部の3、4年生が主に学んでいる。

元々は1986年に設立した東京都立科学技術大学が前身で、2005年に東京都立大学東京都立保健科学大学東京都立短期大学と共に『首都大学東京』として新しく誕生。更に2020年に『東京都立大学』と改称し、現在に至る。ややこしい…。

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これまで本部のある南大沢キャンパスと健康福祉学部のある荒川キャンパスを訪ねてきたが、それらとは学生の雰囲気も建物もまるで別の大学のようだ。元々違う大学だったのも頷ける。

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キャンパス自体は整然としており、程良く緑と調和された印象を受けた。

また3、4年生がメインという事もあってか、全体的に落ち着いた学生が多い。

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体育館

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前回訪れた日本社会事業大学と同様、どんぐりが至る所に落ちている。キャンパス内に四季の変化を感じられるのは嬉しいものだ。

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ブルーシートが飛ばないよう、カラーコーンのウェイトが規則正しく置かれていた。こんな些細な所にも理系らしさを感じさせる。何だか基盤のように見えてきたから不思議。

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一通り散策し、大学会館内にある学食『トムの食堂』へと向かう。

 

『トムの食堂』

 

「トムって何?」とツッコミ入れる人もいるかもしれない。以前、南大沢キャンパスにある同名の食堂を訪れた際、僕も疑問に思ったのだが、どうやら都立大学の英語名Tokyo Metropolitan Universityのそれぞれの頭文字To M U(oは無理矢理な感じもするが、そこは御愛嬌)から取ったらしい。てっきり、トムという名物料理長がいるかと勝手に想像していた。

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幸い、ランチタイムを外して来たので数名の学生しかおらず、ほぼ貸し切り状態。

食堂内は建物の中庭みたいな場所にあり、且つ天井が高いので非常に開放的な雰囲気だ。

ピアノ置いて演奏したら音が響きそうな場所と言った方がわかりやすいかも。

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得丼α590円 ネギトロ海鮮丼

 

魚のメニューは珍しいので迷わず選択。

ご飯は並、中盛が選べ、小鉢が付く。この時は何故か取り忘れてしまった。

手頃な価格で海鮮丼が食べられるのは嬉しい。味も美味しかった。

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南大沢のトムの食堂と同様、こちらもメニューの種類が豊富で思わず毎日利用したくなるような学食だった。

都立大生が何とも羨ましい限り。

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学食巡り 311食目 桜美林大学 東京ひなたやまキャンパス

本日は町田市にある桜美林大学 東京ひなたやまキャンパスを訪れてみた。

桜美林には以前に大学本部が設置されている町田キャンパスへと訪問した事があるが、それ以来。

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町田駅から路線バスに乗って約20分、最寄りの山崎団地センターで下車。そこから歩いて数分でキャンパスに到着した。

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キャンパスの周囲には団地が建ち並び、鮮やかに色づいた銀杏並木が目に留まる。今日は青空と相まって見事な秋晴れである。

町田の繁華街までは20分くらいでアクセス可能で、尚且つ緑豊かな自然を享受出来るのは中々に魅力的な立地ではないだろうか?

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2020年4月に旧市立本町田中学校と本町田西小学校の跡地に開設した東京ひなたやまキャンパスは現在、芸術文化学群の学生が学んでいる。

芸術文化学群は音楽、演劇・ダンス、ビジュアルアーツ専修から成り、いわゆる学部を設置せず、代わりに学群制を導入。これは私立大学では初の試みである。そういう意味でも個人的には桜美林大学=オンリーワンな個性派大学という印象が強い。

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『Coffee Stand 88+』

芸術文化ホール一階に併設されたカフェ。

いわゆる学生食堂というよりは、明らかにカフェという佇まい。ハンバーグなどのランチメニューの他にサンドイッチ、スイーツ、ドリンクなどメニューは多い。

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タコライスプレート 一般850円(学生は700円)。

いわゆる沖縄のタコライスというよりもザ・カフェめし!というようなお洒落な一品。

見た目もきれいに盛り付けられており、女子学生受けしそう。味も美味しかった。

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お腹も満たされたところで大学を後にし、紅葉を満喫しながら帰路に就いた学食男であった…。

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学食巡り 310食目 日本社会事業大学 清瀬キャンパス

すっかり秋景色になり、学食巡りをし易い季節になってきた。

本日は東京都清瀬市にある日本社会事業大学を訪問したのでレポートしたいと思う。

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西武池袋線清瀬駅から路線バスに乗り、10分くらいで到着。周囲は病院や介護施設、看護大学校、研究所など医療・福祉関連の施設が建ち並ぶ。その影響か、樹々が生い茂る静かな場所と言う印象を受けた。

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日本社会事業大学は福祉系の大学では最も歴史が古く、厚生労働省の委託を受けた公設民営の大学である。その為、学費も私立大学に比べると明らかに安い。

また別名『福祉の東大』などとも呼ばれていたりもする。

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現在では一般的に存在する福祉系学部/学科も僕が大学生の頃には日本福祉大や東北福祉大などを筆頭に数えるくらいしか無かった。まさにパイオニア的存在と言えるだろう。

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駐輪場。ひっそりとしていた。

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樹木を伐採せず、天井にわざわざ穴を開ける心遣いは福祉大らしさを感じさせる。

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上の部分。

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一通りキャンパスを散策したところで、いよいよ本題の学食へ向かう。

 

厚生棟二階 しゃだいにんぐ

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暖簾をくぐるとガラス張りの広々とした食堂が現れた。この日は天候に恵まれ、日差しが心地良い。また食事しながら四季の変化を観察出来そうな空間である。

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女子学生が多いからか、定食やカレー、うどん、そばの定番メニューに加え、週替わりパスタがあるのが特徴的だった。実はパスタはありそうであまりない学食メニューの一つで、個人的には女子学生受けしそうだからもっと増やしてもいいと思う。

 

今回僕が選んだのは、日替わりランチA 旨辛チキン 450円。

いわゆる、ヤンニョムチキン。甘辛いタレとご飯の相性はバッチリ。ややボリュームが少なめだったが、これも女子学生を配慮したものだろうか…?

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お腹も満たされ、カサカサと落ち葉を踏みながら秋を堪能し、学食巡りを終了した。

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学食巡り 309食目 東京家政大学 板橋キャンパス

狭山キャンパスを離れ、今度は板橋キャンパスへと移動した。最寄りの十条駅で友達と合流し、到着。徒歩で5分少々と先程の狭山キャンパスと同じく、最寄駅からのアクセスは抜群である。

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こちらの板橋キャンパスには家政学部の他、栄養学部、児童学部、人文学部の学生が学んでいる。また博物館、大学院、短期大学、附属中学、高校も併設され、いわば学園の総本山と言ったところか?

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キャンパス内は歴史を感じさせる重厚な建物が目立ち、落ち着いた雰囲気である。学園モノの映画のロケ地などで使用したら良さそう。

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また中央部分には樹木に囲まれた中庭があり、都会にいる事を忘れてしまいそうな緑豊かな空間が広がっていた。この日は学園祭という事もあり、演奏会が行われていた。

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初期の学長である青木誠四郎氏が提唱した「愛情 勤勉 聡明」の三つの生活信条。狭山キャンパスの石碑にも刻まれていた。

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学園祭には多くの来場者が駆けつけ、模擬店やステージでのイベントも大いに賑わっていた。

時折、マスク姿の来場者を見かけるものの、最早、コロナ禍前の状況と何ら変わらない。

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さて、本題の学食。

キャンパス内には二つの食堂があるが、この日営業していたのは85周年記念館内の方だけだった。そんな訳で今回は有無を言わさず、こちらでランチを食べる事に…。

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階段で地下に降りると昔ながらの学食が現れた。こちらがメインなのであろう。かなり広々としている。

メニューは学園祭営業という影響からか、ラーメンやうどんなどの麺類、カレー、そして日替り丼という縮小気味だった。個人的に日替り定食が無いのが寂しいがやむを得ない。

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今回僕が食べたのは、日替り丼からあげ 味噌汁付き 450円。

味は可もなく不可もない、安定した学食の丼と言ったところか?

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一方、こちらは友達が食べた坦々麺450円。

学食のメニューで坦々麺というのはかなり珍しいかも。

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帰りがけに正門横にある購買にて校名入りのボールペンをお土産に購入し、2023年度の学園祭訪問は無事に終了した。

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学食巡り 308食目 東京家政大学 狭山キャンパス

さて、今年もまた学園祭の季節がやってきた!去年に比べると対面開催する大学が殆どで、コロナ禍の陰鬱なムードはすっかり掻き消されたように思える。

そんな訳で今回は東京家政大学の学園祭へと行ってみたぞ。

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西武池袋線稲荷山公園駅から徒歩5分、狭山キャンパスに到着。

航空自衛隊入間基地に程近い狭山キャンパスは、現在健康科学部と子ども支援学部の学生が学んでいる。

またこれらの学部に関連してか、保育所やデイサービス、クリニックなども併設されている。

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正門を抜けると広場にある白バイやパトカー、自衛隊の戦車、消防車などが目に留まった。子供達が興味津々に中を覗き込んだり、実際に試乗している人もいた。

こちらの大学に限らず、様々な学園祭でこのような光景を度々見かける気がする。最早、学園祭お馴染みの風景である。

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どこかの研究施設のような雰囲気漂う6号館。主にリハビリテーション学科が使用している。

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図書館

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金木犀の大きな木が建物の間に聳え立ち、樹木の周りは独特の香りを放っていた。連日の猛暑日も落ち着き、ようやく秋の兆しが訪れてきた。

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大学のキャンパスでは珍しい無人のコンビニ。

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''学生が気分転換にちょっと…''というよりは併設された保育所に通う園児達の遊具かと思われる。

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キャンパスのすぐそばを西武線が走っており、池袋まで急行で約40分と都会の喧騒から離れ、気軽に自然と触れ合う事が出来るのは非常に魅力的である。

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展示物やステージ上のイベントを一通り見学した後、学食へと向かう。

場所は『狭山セミナーハウス かせいの森』の1階。

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この日は日曜日。通常ならば休業だが、学園祭だからなのか、臨時営業していた。

但し、主力の日替わり定食などはなく、メニューも縮小気味の営業だった。定食派の僕としては寂しい限りだが仕方がない。

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ゴロゴロ野菜カレー 400円

 

その名の如く、大きな具材が沢山入っており、まさに家で作る甘口カレーといった感じだった。野菜カレーといいながらも豚肉が入っており、家庭の味で美味しかった。ペロリと完食!!

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お腹も満たされたので、会場を後にし、次の目的地である板橋キャンパスへと移動する学食男であった…。

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学食巡り 307食目 関東学院大学 横浜関内キャンパス

神奈川大学で食事を済ませた後、暑さしのぎにちょっとひと息。

 

2023年4月、関内駅の目の前に新キャンパスを設立した関東学院大学。そのキャンパスの一角に一般利用出来るカフェがあるので足を伸ばしてみた。

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こちらの関内キャンパスには法学部、経営学部、そして人間共生学部コミュニケーション学科の学生が学んでいる。

法学部と言えば、元々は小田原キャンパスで開設されたが、閉鎖に伴い本部のある金沢八景へ移転。そして今度は関内キャンパスへとやってきた経緯がある。この数年で二回の移動とは…!?中々に慌ただしい(^-^;

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先程訪れた神奈川大学同様、こちらも典型的な高層ビルキャンパスだ。

近年、郊外にあったキャンパスを廃止して都心部へと移転してくる大学が目立つ。

これから少子化で学生数の減少は避けられない問題だろうから、どの大学も何かしらの対策を練らないと厳しいのかもしれないな。まさに生き残りをかけた大学戦国時代の幕開けである。

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関東学院大学の校訓「人になれ 奉仕せよ」の石碑

さて今回訪れたのは、正面入り口横にあるNathan-Coffee 1884というカフェ。

HPによると、名前の由来は関東学院の源流のひとつである横浜バプテスト神学校が山手に創立された1884年と、アメリカのバプテスト派宣教師ネイサン・ブラウンにちなんで名付けられたとの事。

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関東学院のスクールカラーであるオリーブ色がうまく配色された店内はガラス張りで居心地が良い。何も言われなければ、大学に併設されたカフェだとは誰も気がつかないだろう。

 

アイスコーヒー400円。

オリジナルブレンドされたコーヒーは程よい苦味がいいアクセントだった。

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今回はドリンクだけ飲んだが、パスタやピザ、スイーツなども充実しており、関内方面に来た際にはまた訪ねてみようかと思う。また地下にもブックカフェが併設されていたのでこちらも気になる。

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学食巡り 306食目 神奈川大学 みなとみらいキャンパス

2021年4月、みなとみらい21地区の一角に神奈川大学が新しいキャンパスを設立。

今回は横浜での用事を済ませた後、少し足を伸ばして訪れてみた。

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こちらのキャンパスでは現在、国際日本学部、外国語学部、経営学部の学生が学んでいる。

横浜駅から徒歩で15分、みなとみらい駅から10分とアクセスの良さが際立つ。

また近隣のホテルや各企業の高層ビル群に調和するかの如く、近代的な都心のビルキャンパスと言った感じである。

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一般利用者が立ち入る事が出来るエリアが一階フロアのみと言う訳で、今回は正面入り口近くのVOYAGEでランチする事にした。

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入口を入るとすぐ目の前にタッチパネル式の券売機があり、ここでメニューを選ぶ。

支払いは現金の他、交通系ICカード、PayPayなどのQRコード決済、クレジットカードなどにも対応していた。

学食という括りでここまで選択肢があるのは珍しい。

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また昼間はランチ、夜はアルコールが飲めるバーに様変わりする。近隣のオフィスビルで働くビジネスマンが帰り際に一杯飲んでいくような場所なのかもしれない。

そんなスタイルだからか、学生はまばらで殆どが教職員や外国人留学生、僕のような一般利用ばかりである。

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券売機で購入したチケットをスタッフに渡し、出来上がったら番号で呼ばれるシステムだった。店内に響き渡る番号呼び出しの様子は、お洒落な雰囲気に相反して大衆食堂風で妙に和む。

 

ランチB : グリルハンバーグ デミグラスソース 750円。

ライス、味噌汁、サラダが付いてくる。

ライスは大盛無料。

 

学食の値段として考えたら750円は高いものの、味、ボリューム、見た目と三拍子揃っている。みなとみらいというロケーションで且つ、一般的なレストランと考えたら寧ろお得なのではないだろうか?

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因みに学生向けの学食は上層階にあり、ネットで見る限り、美味しそうなメニューが並び、景色も良さそうだが、今のところ一般利用は不可。状況が変わって将来的に開放される事があれば再度訪問してみたいものだ。

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