学食漫遊記

20年前に大学生だった男が、学生時代を懐かしむと共に各大学の学食を食べ歩くブログ。

学食巡り 118食目 横浜薬科大学

今回は、神奈川県にある境川沿いの二つの大学を訪問した。

先ずは戸塚区の横浜薬科大学

 

かつてこの敷地には、「横浜ドリームランド」という遊園地があった。1964年にディズニーランドを参考にして開園し、2002年に閉園するまで当時としては画期的な遊園地であった。

そして現在は、福岡を拠点に独自の学校運営を展開する都築学園グループが所有し、2006年に横浜薬科大学を設立。同グループとしては第一薬科大学日本薬科大学に続く三校目の薬科大学である。

 

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さて、その '' 夢の跡 '' がどのようなものなのか、実際に訪れてみるとしよう…。

 

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正門を通り、早速学食がある厚生棟へ向かう。

この中にはドリームランド時代のボーリング場が併設されているらしい。学生は空き時間を利用してプレイしているのだろうか??気になる。

 

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学食に到着すると、そこはまるで遊園地のレストランそのままな雰囲気だった。

この辺りもかつての名残りなのだろうな…。

ランチタイムは過ぎていたが、かなり多くの学生達がいて思わず怯む…(~_~;)

 

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とは言え、ここまで来て学食食べない訳にもいかないので、かなり沢山あったメニューの中からA定食のネギ塩カツ丼としらたきの明太子和え サラダ 味噌汁(わかめ、キャベツ、豆腐) 500円を食べる事にした。

 

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注文したネギ塩カツ丼を含め、全体的に独特なテイストと言った感じだ。何というか、通好みな味とでも表現するのが最適かな…。笑

オムピザ丼や麦ご飯の上に山芋、納豆、オクラが載ったヌルねば丼定食 なめこ汁付などのメニューもあったし…。笑

 

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そして食事していると、「席取り禁止」の貼り紙が目立った。

他大学の学食でも度々見かけたりするが、かなり深刻な様子だ。悪質な場合には撤去するとまで書いてあった。

おそらくキャパに対して席数が少ないのかもしれないな…。大学の周りも特に飲食出来そうなお店も見当たらなかったし。

授業が終わり、更に生徒達が押し寄せてバツが悪かったので、急いで食事を済ませて早々に退席した。

 

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外に出て正面のランドマーク的な建物を目指して進む。

ここは図書館棟と呼ばれる建物で、かつては 「ホテルエンパイア」というホテルがあった場所だ。五重の塔を思わせる和洋折衷なデザインが特徴的だ。

 

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中に入ると展望ラウンジがあり、エレベーターに乗って最上階へ向かう。

 

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最上階に着くと、そこには相模湾や横浜、湘南方面一帯が360度見渡せる絶景が広がっていた。

更にソファーがあり、大学生のカップル達が甘い一時を過ごしていたり、仲間同士が外の景色を眺めながら寛いでいた。

もはや大学と言うよりも普通のデートスポットという雰囲気だった。笑

大学キャンパス内でありながら、この規格外な空間は凄過ぎるだろ‼︎ オススメ◎

 

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絶景を堪能した後、下に降りて再び周辺も散策してみた。

日本庭園。これも遊園地の名残りっぽい。笑

 

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薬科大学お馴染みの薬草園。

 

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確かにこの大学は、建学の精神に則っている。

 

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横浜薬科大学…いわゆる居抜き物件の大学であったが、学食のメニューにしてもキャンパスにしても今まで訪れた大学とは違い、既成概念に囚われない極めて個性的な学校であった。

こういう大学は学食巡りをしていても新たな発見の連続で楽しいものだ。

 

都築学園グループの他の大学にも訪れてみたい気分である。

 

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学食巡り 117食目 星搓大学 箱根キャンパス

冬晴れの中、箱根にツーリングしがてら、星搓大学の学食へと行ってきた。
所々残雪があり、路面が凍結していないかヒヤヒヤ運転しながらも、大学のある仙石原に到着。
この日は気温が低く、空が澄んでいたので富士山がすごく綺麗だった。



正門前には学食ののぼりが立っており、歓迎ムード満載である。のぼりが無いと、まさかここに学食があるとは思いも寄らないだろう。笑
そして、箱根に大学がある事すら知らなかった。



キャンパス内に入り、それらしい入り口があったので中に入る。すると職員の方がいたので、食事の旨を伝えると親切に対応してくれた。



スリッパに履き替えて二階の食堂へ向かう。
そう言えば、学食でスリッパに履き替えるなんて初めてかも。笑



期待に胸を弾ませながら、学校の階段を一段ずつ登っていく…。





中に入ると、時間が早かったからか、一番乗りだった。お店の人にラーメンがオススメと言われたものの、ご飯が食べたかったので日替わり定食の焼き魚定食にした。笑
しばし待つ。



しばし待っていると、ここの職員らしき人が食事に来たので少し話した。
ここの大学は元々中学校だった場所で、廃校後に大学となったそうだ。
しかも、日本で唯一の保健体育教師養成の通信制大学らしい。なので、学生はスクーリングの際に来るとの事。
なるほど。道理で建物が大学らしくなく、学生もいなかった訳だ。
学食利用客も大半は地元の人や道路工事、建設関係者、それに僕のようなライダー、観光客だとか…。一見さんは恐る恐る入ってくるらしい。笑

話に花が咲いていると、料理が来た。
日替わり 焼き魚定食 700円

メインの白身魚の西京焼きとスクランブルエッグの上にトマトソースがかかった小鉢、味噌汁はワカメと天かす。

全体的にすごく丁寧な作りですごく美味しかった。ごはんも大盛りで食いしん坊な僕には有り難い。700円という値段は、学食として少し高いかもしれないが、小鉢も付いてこの味ならば納得。
日替わり定食以外のカレー、ラーメン、カツ丼などは500円で提供していたので、安さを求めるならはこちらでもいいかと…。
あと、お水が美味しかった。



食事を済ませ、せっかくなので校内を少し覗いてみた。



前回訪れた東京未来大学以上に、こちらの方が中学校らしさがより残っているように思える。



通信制大学の他、合宿所としても開放している。



著名なスポーツ選手のサインもあった。





中学校だった頃の名残が…。



グラウンド



今回は、学生気分を存分に堪能した学食巡りであった。
食事も美味しかったし、何よりもフレンドリーな職員の方々とのふれあいも良かった。
仙石原に訪れた際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

*営業日が不定期なので、HPで事前に確認する事をオススメします。
http://www.seisa-hakonesengokuharasc.jp/

学食巡り 116食目 静岡大学 浜松キャンパス

浜松弾丸学食遠征、続いては静岡大学 浜松キャンパス。
静岡文化芸術大学を訪問後、雪が降ってきたのでバスに乗りキャンパスを目指す。



大学に到着し、中に入ると正面にドンと構える工学部の建物が目に留まった。



前回訪れた静岡キャンパスとは違い、坂は無く、男子学生ばかりだ。



そして '' 国立大あるある '' のキャンパス内に無数の自転車が置いてある事も無い。むしろ、進入禁止だし。極めて静かな雰囲気である。



情報学部の建物



これ以上歩いても特に見所が無さそうなので、学食に向かう事にした。



学食は二箇所あるが、南会館の方を選んだ。



運営は生協。国立大学定番の食堂である。
基本的に先ほどの静岡文化芸術大学と同じメニューなので悩んだが、ババロアシュークリーム付きのキャンペーン対象メニュー、名古屋きしめんにした。410円。

味はいわゆる立ち食いそば屋で食べるような、ごくごく普通の味であった。つゆは関東風の濃い目。



学食内は殆ど理系男子学生で占めていた。笑



帰りに校名入りのボールペンを購入し、本日の学食巡りは終了した。

学食巡り 115食目 静岡文化芸術大学

今回は浜松まで弾丸学食遠征を決行してみた。

 

先ずは静岡文化芸術大学
浜松駅から徒歩15分、コンクリート打ちっぱなしの近代的なキャンパスが見えてきた。





静岡文化芸術大学は、静岡県短期大学部 浜松校を母体に2000年に設立した比較的新しい大学である。当初は公設民営方式であったが、2010年に公立大学法人となった。
その名の通り、文化政策学部とデザイン学部の二学部から成る。

キャンパスは一般開放されているせいか、非常に利用し易い印象があった。頑丈な柵や門も無いし、バリアフリーも随所に完備されていた。



学食は北棟3階。運営は生協。



中に入ると白を基調とした落ち着いた雰囲気だった。女子学生が多い印象を受ける。



生協はいわゆる日替わり定食みたいな感じではなく、予め決められたメニューの中から好きなものを選ぶので迷っていたが、愛知県にも近い土地と言うのもあり、ご当地フェアメニューの中から、味噌ヒレカツ 324円に、中ライス 97円、豚汁108円 計529円を注文した。 786カロリー。

この日はすごく寒くて一時雪も降っていた。
そういう時に食べる豚汁は身体も心も温まる。
味噌ヒレカツもまずまずな感じだった。



食事を終え、キャンパス内を散策する。
二階にある、出会いの広場。



電話ボックスみたいなアートなオブジェ。









学生達が何やら作品を制作していた。



そして今回、密かに楽しみにしていた場所があった。それは「創造の丘」と呼ばれる屋上庭園である。

屋上に到着すると、浜松市内を一望する事が出来て実に絶景だった。それ以上にやたら大きなベンチや流線型の建物、屋上庭園という不思議な空間に魅力され、時間を忘れて長居してしまった。笑
まさに「創造の丘」の名に相応しい特別な空間であった。オススメ◎









創造の丘で心身共にリフレッシュし、次の目的地、静岡大学 浜松キャンパスへ移動する事にした。
静岡文化芸術大学、総合的に完成度の高い、すごく素敵なキャンパスだった。\(^o^)/

学食巡り 114食目 青山学院大学 相模原キャンパス

続いては、青山学院大学 相模原キャンパス。

これまで渋谷キャンパスの学食には何度か訪れたが、相模原キャンパスは未開の地であった。
個人的に青学の学食はお気に入りなので、密かに楽しみにしていた。



こちらの相模原キャンパスは、以前は一、二年生が通うキャンパスであったが、現在は理工学部・社会情報学部・地球社会共生学部の学生が四年間学んでいる。



学食は正門入り、すぐ左側のG棟内にある。
中に入ると、箱根駅伝三連覇を祝う献花や沢山の垂れ幕が飾られていた。
購買には原監督メッセージ入りのTシャツも売られていた。笑







ショーケースで悩んでいると、隣にいた学生達がステーキ丼の話で盛り上がっていたので、便乗して頼んでみた。



「お年玉ステーキ丼」と銘打ったこちらのステーキ丼は、限定150食で通常650円が550円で販売されていた。
今までの学食巡りでは、ずっとステーキに見放されていただけに、文字通りお年玉であった。笑
オーダーが入ってから調理してくれたので、アツアツで美味しかった。豚汁も具がたっぷりで◎



お腹も満たされ、散策してみる。
全体的にすごく巨大な建物が軒を連ねる。









グラウンド



日常的にキャンパス内をランナーが駆け巡るのだろうか?



そして、B棟から見下ろす景色。相模原市が一望出来て絶景だった。オススメ◎



人が米粒ほどに見えた。



相模原キャンパスは、渋谷に比べると歴史は浅いものの、敷地がかなり広くて開放的な印象を受けた。
青学生の一部には、「渋谷キャンパスの方が良かった…」と嘆く生徒もいるらしいが、こんなに素敵なキャンパスはそう無いと思う。学食も美味しいし、何とも羨ましい限りであった。

学食巡り 113食目 麻布大学

今回は相模原市内の大学に絞り、学食巡りを行なってみたぞ!!

まずは麻布大学
JR横浜線矢部駅から徒歩5分。周囲は住宅街といったところだ。





麻布大学は、 1890年に東京市麻布区に東京獣医講習所を創設したのが始まりで、その後1947年に陸軍兵器学校の跡地である、ここ相模原市淵野辺に移転した。
日本でも数少ない獣医学を学べる大学として、世間では定評がある。



中に入ると、馬場を初めとして動物飼育施設やドッグランなど、動物との触れ合いを通じて学ぶ様子を随所に垣間見た。ここでは動物も立派な学生であり、教授なのかもしれない。笑
自然なほどに一体化していた。





学食は、生協運営のテラスいちょうと新しく出来たカフェテリアさくらがある。
テラスいちょうが学生達で混んでいたので、気がつくと自ずと足がさくらに向かっていた。笑



中に入ると、モンゴルのゲルみたいな円形の建物で、天井も高くて圧迫感もなく暖炉も完備していた。
客層もいちょうに比べると年齢高めで落ち着いた雰囲気である。個人的にはこちらの方が居心地がいいかも。近所のマダムらしき人達が悠長にランチしていたのが印象的だった。笑



入り口にあったディスプレイの中から、日替わりと気まぐれ丼がハーフサイズで両方味わえる麻布ランチ(クッパソースかつ丼)を食べる事にした。520円。



ソースかつ丼は正直、可もなく不可もなくの味だったのだが、クッパはにんにくと出汁が効いており、自然と箸が進む。
デザートはサーダーアンダギー。

今回は挑戦しなかったが、手作りパンとコーヒー、デザートも販売していて美味しそうだった。



食事を終え、周辺を再度散策。







帰り際に売店に立ち寄り、メタリックな校名入りボールペン280円を購入して、次の目的地である青山学院大学 相模原キャンパスへと移動するのであった…。

学食巡り 112食目 専修大学 神田キャンパス

江戸川、開智国際と学食巡りを終え、都内に戻ってきた頃には、すっかり日が暮れていた。

「まだまだイケそうだ…」

そんな思いが頭を過ぎり、遅くまで営業している専修大学の神田キャンパスを思い出した。
先月、生田キャンパスを訪ねた際、校名入りのボールペンを買いそびれていたので、まさに丁度良かった。笑





中に入ると、早速購買があった。
しかしながら、校名入りのボールペンはここでは取り扱っておらず、何と入り口受付にあると言われた。

「えっ?入り口受付⁈」

半信半疑になりながらも受付にいる警備員さんにその旨を伝えると、奥にある引き出しからゴソゴソと幾つかのボールペンを見せてくれた。
取り敢えず、一番ロゴが目立つ白のボールペンを購入した。110円。
それにしても、どうして購買で販売しないのだろう? 警備員さんも販売慣れしてない様子だったし…。余り売れていないのだろうか?(^_^;)

兎にも角にも目的の一つをクリアしたので、地下二階の学食へと移動する。

やはり、こちらのキャンパスでも黒田は英雄扱いであった。至る所に彼のポスターが貼られていた。



学食のショーケースを見ると、'' Table for two '' のメニューがあった。以前にも幾つかの学食で見かけたが、「食事を通じて発展途上国を支援する」のが目的らしい。
今回は鶏唐揚げのねぎ塩たれ定食480円の内、20円が寄付 ➡︎ 子供の給食一食分にあたるそうで、僕も微力ながら貢献してみたぞ。
しかしながら、このような感じで気軽に参加出来れば、案外寄付も集まるのではないか? すごくいいアイデアだと思った。





この神田キャンパスは2部の学生が学んでいるからか、遅い時間にもかかわらず、沢山の学生が食事をしていた。全体的に落ち着いた雰囲気。そして男子学生の割合が高い。笑



奥の席が空いていたので座り、実食。
唐揚げは作り置きしている感じだったが、程よいタレの酸味が食欲をそそった。味噌汁はワカメとお麩。箸がやや太くて大きかった。運営は東京ケータリング。



この神田キャンパスは生田と違い、典型的な都心のビルキャンパスという感じだった。
その中にひっそりと佇む専修大学のシンボル '' 黒門 '' が逆に存在感を示していた…。