慶応大学の学食を調べると必ず、「山食」なる学食の名物カレーが出てきた。
伝統の味が如何なるものなのか?、その実態を明らかにする為、今回は三田キャンパスまで足を運んでみた。
JR田町駅を降り、徒歩10分程で三田キャンパスに到着。途中、東京タワーが遠くに見えた。
キャンパス内に入ると、年配のグループが絵を描いていた。歴史ある大学だけに絵になる風景は沢山ありそうだ。
写生に勤しむ人達を尻目に、本日の目的地「山食」へ目指して歩く。
「さて、場所はどこだろう?」と少々不安になっていると、「山食」と書かれた案内表示を発見‼︎ 矢印の方向へと進む。
そして、暫くするとまた「山食」の案内を発見‼︎
続けざまに「山食」の案内表示。
まるで、今回の僕の訪問を何日も前から待っていたかのような熱烈歓迎ぶりである。笑
ゴリ押し具合が何ともおかしい。
さてさて、山食の中に入ると、昭和にタイムスリップしたかのような感覚に陥る。初めて訪れる場所なのに、何だかとても懐かしい…。
慶応の旗やペナント、写真が飾られていた。
食品サンプルのあるショーケースを覗くと、お目当てのカレーが…⁉︎
早く食べたい〜‼︎
逸る気持ちを抑え、券売機で食券を購入。カレー320円とパイナップル100円を注文。
食券が紙ではなく、色のついたプレートなのがシブい。
プレートを持ってカウンターに行くと、すでに料理が用意されていてビックリした。笑
い…いつの間に…⁉︎
待ちに待った山食のカレー。
カレーの定番具材、人参やじゃがいもが入っていないのだが、これが実に美味しかった‼︎ 丁寧に作られた感じが噛めば噛むほど伝わってくる。
また、慶応カラーのお皿とアルミのトレイもカレーの美味さに華を添えている。
余計な物を全て削ぎ落としたようなシンプルさと、創業以来の味を頑なに守っているのは伝統校たる所以では無いだろうか?
こういう学食はいつまでも大事にしてもらいたいと切に願う。
帰りに売店で校名入りのボールペンを購入し、慶応を後にした…。