今回は、神奈川県にある境川沿いの二つの大学を訪問した。
先ずは戸塚区の横浜薬科大学。
かつてこの敷地には、「横浜ドリームランド」という遊園地があった。1964年にディズニーランドを参考にして開園し、2002年に閉園するまで当時としては画期的な遊園地であった。
そして現在は、福岡を拠点に独自の学校運営を展開する都築学園グループが所有し、2006年に横浜薬科大学を設立。同グループとしては第一薬科大学、日本薬科大学に続く三校目の薬科大学である。
さて、その '' 夢の跡 '' がどのようなものなのか、実際に訪れてみるとしよう…。
正門を通り、早速学食がある厚生棟へ向かう。
この中にはドリームランド時代のボーリング場が併設されているらしい。学生は空き時間を利用してプレイしているのだろうか??気になる。
学食に到着すると、そこはまるで遊園地のレストランそのままな雰囲気だった。
この辺りもかつての名残りなのだろうな…。
ランチタイムは過ぎていたが、かなり多くの学生達がいて思わず怯む…(~_~;)
とは言え、ここまで来て学食食べない訳にもいかないので、かなり沢山あったメニューの中からA定食のネギ塩カツ丼としらたきの明太子和え サラダ 味噌汁(わかめ、キャベツ、豆腐) 500円を食べる事にした。
注文したネギ塩カツ丼を含め、全体的に独特なテイストと言った感じだ。何というか、通好みな味とでも表現するのが最適かな…。笑
オムピザ丼や麦ご飯の上に山芋、納豆、オクラが載ったヌルねば丼定食 なめこ汁付などのメニューもあったし…。笑
そして食事していると、「席取り禁止」の貼り紙が目立った。
他大学の学食でも度々見かけたりするが、かなり深刻な様子だ。悪質な場合には撤去するとまで書いてあった。
おそらくキャパに対して席数が少ないのかもしれないな…。大学の周りも特に飲食出来そうなお店も見当たらなかったし。
授業が終わり、更に生徒達が押し寄せてバツが悪かったので、急いで食事を済ませて早々に退席した。
外に出て正面のランドマーク的な建物を目指して進む。
ここは図書館棟と呼ばれる建物で、かつては 「ホテルエンパイア」というホテルがあった場所だ。五重の塔を思わせる和洋折衷なデザインが特徴的だ。
中に入ると展望ラウンジがあり、エレベーターに乗って最上階へ向かう。
最上階に着くと、そこには相模湾や横浜、湘南方面一帯が360度見渡せる絶景が広がっていた。
更にソファーがあり、大学生のカップル達が甘い一時を過ごしていたり、仲間同士が外の景色を眺めながら寛いでいた。
もはや大学と言うよりも普通のデートスポットという雰囲気だった。笑
大学キャンパス内でありながら、この規格外な空間は凄過ぎるだろ‼︎ オススメ◎
絶景を堪能した後、下に降りて再び周辺も散策してみた。
日本庭園。これも遊園地の名残りっぽい。笑
薬科大学お馴染みの薬草園。
確かにこの大学は、建学の精神に則っている。
横浜薬科大学…いわゆる居抜き物件の大学であったが、学食のメニューにしてもキャンパスにしても今まで訪れた大学とは違い、既成概念に囚われない極めて個性的な学校であった。
こういう大学は学食巡りをしていても新たな発見の連続で楽しいものだ。
都築学園グループの他の大学にも訪れてみたい気分である。