芸大通駅からリニモに乗り、愛・地球博記念公園駅へと移動する。
二校目は愛知県立大学。
駅から「県大」の大きな二文字が見えたので、容易にアクセス出来た。
愛知県立大学は1966年に設立し、1998年に現在の長久手キャンパスに移転した。
ゴミひとつ落ちていない、小ざっぱりとした大人なキャンパスという印象を抱く。
午前中に降っていた雨も愛知県立大学に来た頃にはすっかり晴れ間が広がり、寧ろ蒸し暑いくらいだ。
学食は生協。
第一食堂のParcは混んでいたので、自ずと空いている第ニ食堂のMarcへ。
今回は次に訪れる大学の事を考えて、麺類でペースを落とした。ここで無理して定食を食べるのは自殺行為に値するからな…。確実に食えないだろう。万が一、残してしまったらポリシーに反するし。
豚辛ラーメン 410円。
その名の如く、豚骨ベースのスープに辛味がかった一品。味は生協らしい非常に学食な味。
食事を済ませ、隣接する芝生広場で寛いでいると、とある事を思い出した。
「そうだ!サツキとメイの家を訪ねてみよう!」
「サツキとメイの家」とは愛・地球博記念公園内にある、映画「となりのトトロ」に登場するサツキとメイの家を再現した展示施設の事。
会期中はかなり人気だったらしく、予約券を入手するのも困難だったとか…。
万博跡地は現在公園になっており、犬を連れた老人を見かける以外は誰もいなかった。
これだけ近隣に大学があるから、てっきり若者達で溢れ返っていると予想したのだが、見事にハズレ。もっと有効活用出来そうなのに勿体無い。心なしか、モリゾーとキッコロの表情が悲しそうだった。
駅から森の小径を歩く事、約20分、目的地に着いた。
生憎、この日は定休日で中には入れず。
14年前の「サツキとメイの家」は大勢の来場者で溢れ返っていたはずだが、今は僕一人だけ。
時折、鳥の鳴き声が聞こえるだけで、ひっそりと静まり返っていた…。