学食男、電車の車両トラブルにより、まさかの帰国便に乗り遅れるという大失態を犯し、新たなフライトまでポッカリと時間が空いてしまった。
そこで迷う事なく空港を抜け出し、バイクタクシーに跨って、とある大学へと向かう。
その大学とは、University of the Thai Chamber of Commerce、すなわち、「タイ商工会議所大学」。
これまでも「ものつくり大学」や「甲子園大学」、「京都工芸繊維大学」など、ユニークな学校名に惹かれて大学を訪ねてきたが、「タイ商工会議所大学」という大学を偶然にも発見してしまい、余裕があれば行ってみたい!と密かに機会を窺っていたのだ。
「ここで行かなきゃ、いつ行くのだー!」
校門前にいた警備員のお兄さんに許可を得て中に入ると大きな広場が現れた。
そして一際目を引く巨大なオブジェ。
天気も良く、且つインスタ映えしそうな場所故に沢山の学生達が撮影に興じていた。
「商工会議所大学」というお堅い名前からはイメージし難い、可愛らしい犬のオブジェ。
この日は校内でイベントが開催されるのか、至る所で準備をしていた。学園祭?
一通り散策し、いよいよ本題の学食。
草木に覆われて探すのに苦労したが、学生に聞いて無事に辿り着けた。
前回、前々回のタマサートとチュラロンコーン大と比べると一般利用者らしき人は皆無。
しかしながら、このアウェイの状況下で食事するのが格別なのだ。
当然の如く、メニューもタイ語オンリー。
幸い、写真があるので食べたい物を指させば良い。
今回食べたのはこちら。
おかず三品+茹で卵が載ったぶっかけ飯。
40バーツ。
レッドカレー、野菜炒め、砂肝の生姜煮。完全に現地仕様の味で激辛。
そして、謎の黄色いお茶。
10バーツ。
学食のおばちゃんが「全然甘くないわよ」と言っていたのに激甘だったぞ。(^◇^;)
今回、飛行機に乗り遅れていなかったら、訪れる事はなかったタイ商工会議所大学。
意気消沈していた僕の気持ちを見事に払拭させてくれた!
タイの学食は日本や他の国とも異なり、開放的で一般利用者も犬や猫も、そして鳥達も気軽に受け入れてくれる寛容的な空間であった。
海外学食巡り 第四弾タイ編 おしまい