先日の上野キャンパスに引き続き、またもや東京芸術大学。今度は茨城にある取手キャンパスを訪問した。
大学までは取手駅から路線バスで約15分。
利根川沿いをのんびり走りながら到着。
バスを降り、辺りを見渡すと大学のキャンパスにしては随分とシンプルいうか、ミニマムな印象を抱いた。例えるならば、丘の上にポツンと最低限の建物がある感じ。自然と調和した郊外型キャンパスと言えよう。
そして、上野キャンパス以上に個性的な学生が目立つ。
遠くに学食「芸大食堂」の看板を見つけたので矢印に従って歩く。
芸大食堂は一般にも開放されており、建物内には食堂の他、ギャラリー、各種イベントも開催されているようだ。
洗練された食堂内部。
メニューは定食、カレー、パスタの三種類。それぞれ日替わりでメニューが変わるらしい。
この日は閉店ギリギリだったのでカレーしか残っていなかった。
本日のカレー トマトチキンカレー。780円
(学生は560円)。ご飯とポタージュはセルフ。
今まで食べた事のないタイプのカレー。
食器や盛りつけにも拘りを感じる。サラダの人参ドレッシングも手作り。
ちなみに食材は地元の農家から提供されていて、過剰に収穫されたもの、形が不揃いなもの、減農野菜等を使用している。この点も高評価出来る。
欲を言えば、一般利用の値段をもう少し抑えて貰えると有難いが、手作りで且つ「若い芸術家を食で支える」というコンセプトならばやむを得ないのかもしれない。
純粋に食事だけするも良し、キャンパス内を散策して四季の変化を感じるも良し、イベントに参加するも良し。何もないからこそ、自分だけのオリジナルな時間を過ごせそうな場所であった。