ここで学食スタンプラリーは一時休戦。
以前から学校名が気になっていた京都工芸繊維大学へと足を運んでみた。
「山奥にある工房で、作務衣を着た染物職人の厳しい指導の下、そのお弟子さん達が京都の伝統的な染物を作っている」
何の予備知識もない、僕の繊維大学に対するイメージはこんな感じである。
余りにも陳腐な発想で申し訳ないが、正直どんな大学なのか今一つピンとこなかった。
それ故に今日は自分の目で真相を確かめに来たのだ。
ちなみに私大っぽい名前だけど、国立大学。
キャンパスは道路を挟んで二ヶ所に分かれており、校門前に聳える温度計みたいなモニュメントが目を引く。これは「時を超えて」というタイトルで、西暦2000年に開学100年、大学設立50周年を記念して作られたそうだ。
反対側。
学食はこちらにあり、散策してみる。
資料館。
「ポーランドの現代ポスター展」という個人的に気になる企画展が開催されていたので、迷わず入る。
社会主義時代のプロパガンダ的なものから現代のポップなものまで、多岐に渡るポスターが揃っており、中々興味深かった。
キャンパスを見渡す限り、アート寄りの工業大学と言った印象を受けた。デザインとか、建築とか。学生も男子が多め。
残念ながら、作務衣を着た染物職人の姿は最後まで見られなかった。笑
最早、完全に理系大学の雰囲気。
もっとメタリックなオブジェや彫刻があちこちにあるかと思っていたのだが…。
それにしても先入観とは何ともいい加減なものである。
繊維大学の実態が明らかになったところでランチにする。
タイミング良く、京都産業大で食べ損ねたオムライスが食べられる専門店が大学会館内にあった。
ベリタス。
店内は喫茶店のような佇まい。
女子が多いかと思いきや、男子学生の姿がやたら目立つ。
本日のオススメ、ハントンライスにした。
デミグラスソースのオムライスに白身魚のフライとハンバーグがトッピングされた金沢のご当地グルメ。470円。
写真で見る以上にボリュームがあり、且つ注文してから調理するのでアツアツをいただける。専門店らしい本格的な味。美味い!!
腹ペコ男子が群がるのも頷ける。
せっかく京都に来たし、今日は学食巡りを切り上げて観光しようかと思う。