今年のお正月以降、学食巡りを自粛していたのだが、今回久しぶりに再開してみた。
訪れたのは、信州大学 松本キャンパス。
松本キャンパスには大学本部があり、人文、経法、理学、医学部、そして全学部の1年生がこちらで学んでいる。
また教育、工学部は長野第一、第二キャンパス、繊維学部は上田キャンパス、農学部は伊那キャンパスと長野県全域に跨ってキャンパスが分かれており、これは全国的に見てもかなり珍しい特徴と言えよう。
キャンパス内を歩く。
掲示板や部室、そして国立大学お馴染みの構内に駐輪された自転車が、長いブランクで鈍っていた僕の記憶を一気に呼び戻してくれた。
「そうそう、これこれ。この感覚だ!」
周りを見渡すと予想以上に学生がいて驚かされた。マスク姿を除けば、今までと何ら変わらない光景だ。後期になって対面授業が徐々に始まりつつあるのだろうか?
キャンパスに併設された医学部附属病院。
学食は案内地図を見た限り、四ヶ所。
何れも生協運営だが、旭会館の二階ライジングSUNが喫茶店風で気になったので、今回はここで食事する事に決めた。
階段を上ると人目を憚るように食堂があった。
「ライジングSUN」のネーミングとは真逆の控えめさに思わず拍子抜けする。
一般的な生協の食堂と異なり、ホールスタッフにメニューを伝え、伝票を持って会計するスタイルだった。
一階の食堂に比べると学生は皆無で、教職員らしき人達と僕のような一般利用者しかいなかった。活気はないが、クラシックが流れる店内で落ち着いて食事が出来そう。
各座席にはパーテーションが仕切られ、対面で利用出来ないようにテーブルに注意書が貼ってあった。そして、お客が店を出るとスタッフが念入りに消毒している姿が印象的だった。何だか、一気に現実に引き戻された気分である。
ランチB 550円。
ポークジンジャー トマトソース。
味はいわゆる学食の味。だが、生協で定食が食べられるレア感と久しぶりの学食に大感激!!
食事を済ませ、学食巡り恒例のお土産、校名入りボールペン 88円とTシャツ 968円、そして農学部 手作りリンゴジャム 330円を購入し、長野を後にしたのであった。